No. 37

電話越しに視えた珍しいもの〈第1回〉

霊視

電話占いの霊能者は鑑定の際に霊視を用いることが多く、その際にさまざまなものを目にすると言います。大抵は相談者の方の外見や悩みの状況、恋のお相手の姿形といったもののようですが、時々“変わったもの”を霊視してしまうことがあると言います。今回、鑑定の際に視えた珍しいもの、というテーマで、実際に電話占いサービス所属の霊能者の方3名に伺ってみました。

ケース1:天使

稀に天使を見ることがあります。これは守護天使というもので、キリスト教の家庭で育った方などに憑いている場合があります。日本は基本的に仏教・神道系の文化ですので、守護天使が憑いている方自体が稀なのですが、十数年の鑑定歴の中で一回だけ、非常に高位の天使が憑いている方がいらっしゃいました。その方は悩み相談ではなくオーラ診断の依頼だったのですが、非常に位の高い天使が憑いていたので驚きました。オーラの輝きもまばゆいばかりで、見たままのことをお伝えするとご本人様も驚かれていました。「路上で占い師に呼び止められることはありませんか?」「人生のピンチに陥った際に不思議な運で救われたことはありませんか?」といった質問をしましたが、全て身におぼえがあるご様子でしたね。ただ、強力な守護天使が憑いている方は必ずしも裕福で恵まれた生活を送っているとは限りません。守護天使や守護霊はあくまで“魂の使命を手助けする存在”ですので、時に試練を運んでくることもあります。ですが守護の力自体は凄まじく強力ですから、本当にピンチの時は必ず助け手となってくれます。正直な気持ちを申し上げますと非常に羨ましかったですね。

ケース2:漆黒の闇

普段、霊視すると頭の中になんらかのイメージや映像が流れ込んでくるんですが、その方はどれだけ霊視しても真っ暗な闇しか見えませんでした。とても不吉な雰囲気を感じたので、予知の力で近い将来を視てみたところ、高速道路で事故を起こした車の映像が視えたのです。「数日後にご旅行や遠出の予定はありますか?あるのでしたら絶対に中止して下さい。危険な目に遭う可能性が高いといえます」そうお伝えすると、「えっ!?今度の連休を利用して家族で遊びにいく計画だったのですが……」とのこと。そこで視えたものを正直にお話したところ「そこまで不吉なものが視えたのですね……分かりました。なんとしても中止します」と説得することが出来ました。そして連休某日。とある高速道路で大事故が起きたというニュースが報道されたのです。自分の見た映像はこれのことだったと確信しました。それからすぐに相談者様からご連絡をいただき、「あのまま行っていたらあの事故に巻き込まれていたでしょう。命を救っていただきまして本当にありがとうございました」とお礼を頂戴しました。

ケース3:守護霊化した動物

霊視を始めると非常に強力な気配を感じたことがありました。決して邪悪な気配ではなかったのですが、その存在は私が霊視していることにも気付いているようで、警戒のオーラを出していたのです。通常の守護霊や背後霊とは異なる雰囲気に違和感を覚えましたが、すぐに正体が分かりました。それは猫の霊だったのです。どうやら相談者様に対して恩義を感じているらしく、相談者様に近づく低級霊や悪い念を退けようとしていました。一般的に猫はきまぐれで恩知らずと言われていますが、実際は良くも悪くも執念深く、恩も恨みもなかなか忘れないものです。そのことをお話すると相談者様は突然泣き出し、数ヶ月前まで猫を飼っていたこと、大変可愛がっていたこと、寿命で死んでしまったことをお話されました。

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