No. 42

電話越しに視えた珍しいもの〈第3回〉

霊的な部分

霊視の際に視えた“珍しいもの”というテーマで、電話占いサービスに所属している霊能者の方に直接お話を伺う企画の第三弾。一般的に、電話占いの霊能者は霊視の力を使って相談者を鑑定します。霊視とは、その人の霊的な部分を視ることによって、通常知り得ない情報を手に入れる、特殊な霊能力のこと。一年に何百件もの方を鑑定する人気の霊能者は、この霊視鑑定の際に珍しいものを視てしまうことがあるそうです。

ケース7:同性ばかりの縁

ある女性の恋の悩みを鑑定した時のことです。霊視をすると片想いの最中であることが分かりましたが、どれだけ視ても相手の男の方が視えてこないのです。ご友人とおぼしき女性とは数名ほど縁が結ばれていましたが、男の方は不思議とひとりも縁で結ばれていませんでした。「もしや……」と思った私は、その女性同士の縁を細かく霊視してみたのです。するとそのうちの一人の方にご相談者様が恋の波動を注ぎ込んでいることが判明。おそるおそる「もしや、あなたの恋のお相手は女性の方ではありませんか?」とお話すると、「はい!よく分かりましたね、さすがです」とのことでした。同性同士の恋愛相談は稀にありますが、割とデリケートな問題である場合も多いので……。霊視には自信がありましたが鑑定結果を告げる際はドキドキしましたね。

ケース8:無数の霊体

とても特殊な霊的状況を見たことがあります。その方はたくさんの悪霊や不浄霊を従えているのですが、霊達は皆その方から少し離れた位置にいて、そこから先には近づこうとしないのです。もちろん守護霊や背後霊もいるにはいるのですが、悪霊や不浄霊の数があまりに異常で、守護の力はほとんど働いていないようでした。その代わり、ご本人様が異常な霊気を放っており、まるで霊達を引き寄せながら弾いているような……とても不思議な状態でした。とりあえず視えたものを正直にお話しましたところ、「やっぱり」と一言おっしゃられ、そこで電話を切られてしまいました。後日の再鑑定依頼も一切なく、1回限りのお客様でしたね。あの時視えたものは今でも不思議です。

ケース9:相手の性別が……

男性の方からの恋愛相談で、お相手はインターネットで知り合った女性とのことだったんですけど、どうやらその女性とはまだ一度も会ったことがないようでした。最近はネット経由の出逢いもスタンダードになりつつありますし、こういったご相談も割と頻繁にあります。ただ、霊視をしてみたところ……。お相手の女性とおぼしき方が見つからず、代わりに男性の方が視えてしまったんです。自分の力が狂ったのかと思い、何度も確認してみましたが、何度霊視しても同じ男性が視えました。“まだ一度も会ったことがない片想いの女性”の正体は男性、“ネカマ”だったんです。事実をお告げするのは大変心苦しいものがありましたが、後日頂いたお便りによると実際に的中していたそうで、「他の人に相談しないで本当に良かったです」というお礼を頂戴しました。

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