No. 48

海外にも電話占いのサービスってあるの?

海外の電話占い

日本の電話占いは、それこそ新しくサービス開始をする会社が出てきたかと思えば、雑誌に広告が載っていたところが撤退をしたりと、結構入れ替わりの激しい業界とも言われています。日本には占い師が個人で行っている電話占いを除き、かつ5名以上の占い師が在籍している電話占いを数えると、おおよそですが300くらいの電話占いサービスが活動しているとも言われています。もっとも、その正確な数字はハッキリとしていません。さて日本ではそこまで活発な電話占い業界ですが、果たして海外ではいったいどうなのでしょうか。

実は海外にも、同様の電話占いサービスは存在します。ひと口に海外と言いましても広いので、ここではヨーロッパの電話占いについてご紹介しましょう。その特徴をざっと書き出してみますと、

  • 鑑定料金は1分単位が一般的
  • 占術や霊能力を特化させるよりも、幅広い能力で相談に乗っている
  • 占い師の男女比は、4:6くらいで女性占い師がやや多い程度
  • ホームページが全体的に明るく、親しみやすい印象(会社やグループの場合)
  • ホームページが全体的に派手で、やや情報過多な印象(個人の場合)
  • 在籍占い師の写真は、“まさに占い師”と言うよりも友人や知人といった雰囲気
  • 独立して個人で活動をしている方が多い

といった点が挙げられます。会社(グループ)として活動している電話占いを見てみますと、日本の場合は霊感ですとかイタコですとか、あるいは西洋占星術やタロットカードですとかに特化したケースが多い印象です。一方で海外の場合だと、ひとつの電話占いサービスの中に、サイキックリーディング、霊感、霊視、透視、タロット、数秘術、占星術、前世透視など、霊感系から非霊感系(統計学占い)まですべて盛り込まれているケースが多く見られます。同時に相談できる内容も、恋愛から仕事、対人関係など幅広く設定されています。つまり「我々のところに電話してくれば、お望みの占術・霊能力でどんな相談事にも対応できますよ」というわけです。便利と言えば便利なシステムですね。もちろん、占術・霊能力に特化している電話占いサービスがゼロなわけではありません。特化型としては、サイキックリーディングに特化した会社、ヨーロッパですから西洋占星術に特化した会社などが多い印象です。個人で電話占いサービスを行っている場合、対応力に限度がありますから、特化型が多くなるのは当然のことでしょう。

また、占い師や霊能者(サイキックリーダー)が、多くのホームページでは写真付きで紹介されています。そのほとんどが、一見すると“この人が霊能者?”と思えるようなごく普通の人。それらしい雰囲気の衣装を着るでもなし、スーツで正装するでもなしの、気軽な感じです。着物でピシッと決めたり、ベールをかぶってみたりで雰囲気を演出する日本とは、やや異なる傾向にあります。電話を掛ける前に要らぬ不安を取り除く目的としては、フレンドリーさを演出している普段着の方が良いのかもしれません。

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