A. 霊感占いとまったく同じ意味だと思って大丈夫です。

パワースポット、パワーストーン、ヒーリング（癒し）、オーラ等々、これらをひっくるめて“スピリチュアル”という言葉（ジャンル）が、2005年頃から女性を中心にブームとなりました。テレビや雑誌では続々と特集が組まれて、ヒーラーですとかスピリチュアル・カウンセラーですとかが知名度を高め、その影響で占い師にも多くのスポットが当たりました。今ではすっかり定着して多少落ち着いてはいますが、それでも時折特集を目にする機会があります。そんなスピリチュアルブームの時期に、“スピリチュアル占い”という言葉も誕生しました。スピリチュアルと占い、一見似ているようで実は意味の異なるこの2つの言葉の組み合わせがどうして誕生したのでしょうか。

そもそもスピリチュアル占いとは、いったいどういった占いなのでしょうか。その実際の内容は、霊能者が持っている霊感や透視、予知や降霊といった霊能力を使って占いや願望成就、お悩みの解決を行うものです。つまり内容自体は、長い間“霊感占い”と呼ばれていたものとまったく同じなのです。ではなぜスピリチュアル占いだなんて表現を用いるようになったのか。それは利用者側へ与えるイメージを考えてのことなのです。多くの人は霊感と聞くと、霊感商法というネガティブなイメージが最初に浮かび、拒否反応を示してしまいます。そのため出版社や広告会社、テレビ局なども霊感という言葉を避けて、ブームとして広がっていてイメージ的にも良く、また意味合い自体も霊感と遠くないスピリチュアルという言葉を充てたのです。現役の占い師の中には、霊感タロットを占術に表記しているケースもあれば、スピリチュアルタロットと表記しているケースもあります。ですがそのどちらも意味は同じで、霊感占いとスピリチュアル占いと同様に、まったく気にする必要はありません。

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