No. 18

Q. 霊感を伴わない占いなら、私でも勉強すれば占い師になれるのでしょうか?

A. はい、努力と知識次第では、占い師になれる可能性があります。

ご質問にある通り、今回のFAQにおいては「霊感系の占い」に触れないでお話し致しましょう。さて、今まさに現役の占い師たちも、実際のところは「占い師」の肩書きでずっと働いてきたわけではありません。私が直接お会いしたことのある占い師の先生たちも、塾講師・保険販売員・衣料品販売員・飲食店店員・雑誌編集者など、実に様々な肩書きを持っていて、いわゆる異業種からの転職組と言えるものでした。ですから今回のご質問に対する答えを先に申しますと、あなたの本気度にもよりますが、占い師になれるかと問われたら「イエス」となります。あなたがもし本当に、趣味ではなく職業占い師として生活の糧を得るために頑張るつもりなら、努力次第で有名占い師の仲間入りすることさえ不可能な話ではありません。以前、現役の占い師の先生たちに、「占い師としてやっていくのに必要なものはなにか」のお話を聞いたことがあります。そこで聞かされたのは、おおよそ以下の通りでした。

コミュニケーション能力

多くの先生が、これを最初に挙げました。一番先にくるのは、当然占いの知識だと思っていたので、意外な結果に驚いたものです。ですが占い師もあくまで客商売、お客様である相談者と上手くコミュニケーションが出来なければ、占い自体を上手く進められないと言う声が多かったです。

占いの知識

これがなければ、そもそも始まりません。タロットカードであれ、西洋占星術であれ、手相であれ、どんな占術・占断を習得するにしても、その分野の知識がなければ相談者の対応は出来ません。今はどんな占いでも、初級から実践まで段階的に習得していくことの出来る書籍に事欠きません。基礎から積み上げていきましょう。

判断力や直感

書籍や過去のデータが占い結果のすべてではありません。たとえばタロット占いにおいては、ガイドブックを見ながらカードの絵柄の意味を判断すれば良いというものではないのです。複数のカードがお互いにどのような影響を与えるか、コンビネーションを考えながら読み取る判断力が必要なのです。ときに直感(インスピレーション)により事象を読み取り、過去の経験から未来の暗示を読み取ることも必要になってくるのです。

柔軟性や貪欲さ

「星の動きがこうだから、来年の運勢は絶対にこうなる」と固定された観念ではいけません。「タロットカードの枚数は決まっているんだし、新しい技術や考え方なんて存在しない」と否定はしないように。読み方に関する新しい考え方や知識、情報へのアンテナは、常に高く張っておきましょう。そして貪欲にそれらを取り入れ、ある程度のレベルにあなたが達していれば、取捨選択をしても良いでしょう。それまでは、どんなに小さな情報にも、成長のために試行錯誤をすることをオススメします。


いかがでしたか。本を見ながらでも、確かに占うことはできます。ですがそれを職業として考えるなら、自分自身の知識や能力を磨き、なおかつ「占い師は悩める人のためにある奉仕する職業だ」ということを自覚して勉学に励んでください。

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