No. 40

電話越しに視えた珍しいもの〈第2回〉

内面を見る

電話占いの霊能者が霊視の際に視た“珍しいもの”というテーマの第二弾です。人気の霊能者は一日十人以上もの相談者を視ることになります。相談内容は恋愛の悩みや人生相談が多く、そういった場合は現在の状況や相手の方の外見・内面が視える場合がほとんどのようですが、時々、珍しいものを視てしまうことがあるそうです。

ケース4:歴史的事件の一幕

霊視をした際にいきなり過去世の出来事が視えてしまったことがありましたね。その方は恋の悩み相談で鑑定をご依頼されてきて、霊視したところ、相手の方とは過去世からの因縁で結ばれていたんです。そこまではまあ決して珍しい話ではないのですが、そのおふたりの過去世が歴史の授業で出てくる有名な事件に関係する方だったんです。割と血なまぐさい事件で、おふたりは攻撃する側と襲われる側に分かれていましたね。ちょうどその関係が現在の恋の状況に当てはめられるものとなっていましたね。また、ご相談者の方はその事件で非業の死を遂げてしまったのですが、その際に武器で刺された箇所について申し上げると、“生まれた時からそこに不思議なアザがある”とのことでした。まさか霊視鑑定で歴史の一ページを垣間見ることになるとは思いませんでしたね。

ケース5:祟り神

とんでもなく禍々しい祟り神が憑いている方を視たことがあります。私は厳しい修行を経て霊能者になったのですがさすがにあの時は震えました。祟り神は家系に憑いているもので、だいぶ前の代の方がその土地の禁忌に触れる行為をしてしまい、その結果として憑いてしまったようでした。怖がらせないようにご説明するのは大変でしたが、ひとしきり説明してみたところ、ご本人様にも心当たりがあるようでしたね。「そういえば……父方の家系は元を辿ると関西の大地主だったそうです。それがあまり人には言えない理由で没落してしまい、関東に移り住んできたと聞いたことがあります」と、おっしゃっていました。ちなみに相談内容は“交際相手との結婚を考えている”というものでしたが、祟り神は家に憑いているので、婿養子となって名字を変えることを強くお勧めしましたね。

ケース6:白蛇の神

“白い蛇は縁起がいい”という話は有名ですが、この白蛇が実際に神格化したものが憑いている方を視たことがあります。最初に霊視した際にすぐ蛇神と目が合ったので一瞬ドキッとしましたね。蛇は非常に霊感の強い生き物なんですよ。「白蛇の神様が憑いていますね。白蛇は弁財天の使いで、金運の象徴です。あなたは金銭的に裕福な立場にある方ではないでしょうか?」と言うと、実際にその方は会社経営者の男性でした。ご実家も大変裕福なご家庭で、子供の頃からお金に不自由したことは一度もなかったとのことです。ただし、肝心の相談内容のほうは割と一般的な恋の悩みでしたね。弁財天は恋愛面に関してはあまりご利益をもたらさない神様ですので……。そこから先は普通の霊視鑑定となりました。

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