20141001a
開運グッズ購入を勧める典型的な霊感商法の手口
- 危険度
- 高
- 報告時期
- 昔から存在
典型的とも古典的とも言えるほど、昔から存在している霊感商法の一種についてご紹介します。タロットカードや四柱推命、霊感占いなどの占断の種類を問わず、かつて対面占いの際に行われていた霊感商法が、電話占いの過程でも行われているのでご注意ください。なお、「霊感占い」と「霊感商法」はまったくの別物です。霊感占いとは、霊感や霊能力を使って占いを行う占術のひとつのことです。
報告内容の概要
詳細な内容は、以下の通りとなる。
- 「あなただけに教えます」「購入できるのはあなただけです」と、相談者をあたかも特別扱いしているかのように誘導し、ホームページや広告に掲載している数千円~数万円程度の開運グッズ以外のものを勧めてくる
- あるいは「あなたには良くないものが取り憑いている」「近い将来、悪いことが起こる運勢をしている」と、相談者が自分では判断できない運気や運勢について脅したり不安を煽ったりして、ホームページや広告に掲載している数千円~数万円程度の開運グッズ以外のものを勧めてくる。
- 霊感占いと霊感商法は別物であり、占い師が霊感を使わないあるいはホームページなどに霊感の記載がない占い(タロット占いや手相占いなど)でも、こういった霊感商法を行っているケースがある
- “特別”であるとの言葉に迫られて、あるいは“不安を煽ってくる言葉”に騙されて、高額な開運グッズを購入してしまう(主に、壺、印鑑、骨董品、鏡、掛け軸などの開運グッズの場合が多い)
これら高額な商品の購入を強要する行為は、占い師が個人で行っているケースと、会社ぐるみで行っているケースがある。そのため、仮に占い師個人から商品の購入を強要されたことを業者に報告しても、なんら対応を講じてもらえないケースも多々存在する。
取るべき対策
占術としての霊感と、違法な手段である霊感商法を混同しないようにしてください。後者が勧めてくる商品は値段にかかわらず、購入の意思がないのなら絶対に購入しないようにしてください。もし商品の購入を勧められた際は、占い師個人が行っているのか、会社ぐるみで行っているのかを見極めましょう。前者の場合は、会社へ報告することで強要はなくなります。ただし会社ぐるみの後者の場合、すぐにでもその会社の電話占い利用は止めましょう。万が一、購入してしまった場合は、まず料金の返金を要求してください。応じない場合には、最寄りの消費者センターや警察に相談して解決策と講じましょう。
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